梅雨入り前のカビ対策・クローゼット編
現代の住宅は、特にマンションは機密性が高いため、木造一戸建て住宅に比べると、冬は暖かいと言われます。しかし隙間がないために結露が発生しやすく、カビにとっては、住みやすい環境と言えるでしょう。
今回は先日クローゼットの中のカビで悩んでおられた、明石市・A様のご自宅(マンション)にお伺いさせていただきました内容に基づいて、カビ対策についてお話したいと思います。
A様のご自宅は、築20年で3LDKの4人家族。お子様は2人とも成人されて、今はご夫婦だけの2人暮らし。夫婦共働きをされているので、平日はいつも夜まで家を閉め切った状態でした。
カビの原因はこのお話からもわかってきそうですね・・・
A様の悩みのたねは、北の部屋のクローゼットの中。のぞいてみるとクローゼットの下段部分とベニヤ板にカビが発生していました。
中のベニヤ板は外してチェックしてみてください。
A様からのご依頼内容は、クロス壁からスペイン漆喰「レビスタンプ」を塗ってほしいといった内容で、カビを退治しましたが、一般的な日常生活でクローゼットをカビさせないためには。。。
ご家庭で今日からできる、クローゼットの対策ポイントはこれ!!
● 湿気は下の方に溜まりやすいので、床の上などは、すのこを置くなどして、通気性をよくしましょう!
エアコンのドライや扇風機で風を入れるのも効果的!
● クローゼットの中に物を詰め込みすぎないこと。 ものは全体の8割程度を目安に整理しましょう!
● 梅雨に限らず、除湿剤を置くなどして年間を通して除湿しましょう!
梅雨に入る前と結露が多い冬に入る前、年2回くらいは中の物を出して、特に壁の壁面(下部)、べにや板などにカビが生えていないかチェックしましょう!
模様替えとともにクローゼットにしまっておいたものを、外に出して陰干しをする。その間扇風機などでの通気も心がけましょう!まだまだありますが、とりあえず、出来ることから一つでも実践して、カビのない健康な住まいにしていきましょう!!
今回はカビ対策・クローゼット編でした。
次回もお客様からいただいたご依頼内容に合わせて、書いて行こうと思います。
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